リフォームのコスト
戸建てでもマンションでも、新築から10~15年も経過すると様々なところが補修・交換の時期になります。
リフォームの注意事項
一言でリフォームと言っても、部分リフォームと全体リフォームで大きく金額は変わります。
本体の交換費用だけで考えたら安く見えても、実際には付属する壁紙や部材の交換や、廃材の処理費用、人件費がかかります。また、作業中にご自宅で生活できない場合には引っ越し費用や交通費、ホテル代など、業者さんにお支払いをする以外にも費用が発生します。
◆水回り
洗面所の交換:20万円程度から
最低限の洗面機能の場合ですので、高品質なものへの交換は35~50万円になります。
トイレの価格:20~50万円程度
本体の交換だけであれば安く抑えることもできますが、多くの場合は壁紙やフローリングの交換も行うため、思った以上に金額がかかるケースが多くなります。
キッチン:水回りの中では一番高額
部分的なコンロやレンジフードの交換だけであれば50万円程度ですが、一般的なシステムキッチンの交換の場合、最低でも100万円前後かかることが多いです。
◆壁紙
壁紙の張替えは、施工面積と変えたい壁紙の種類で価格は大きく変動します。
相場としては2LDKのマンションで全てを張り替えて60万円程度、4LDKの2階建ての戸建てで全てを張り替えたら100万円程度はかかります。
「6帖で〇〇円」のような表記で案内する業者が増えていますが、帖は床の面積を表す単位のため、実際の施工面積は天井の高さで変わります。また、天井を含まない価格案内のケースもあり、単価の基準が業者によりまちまちのため、十分な確認が必要です。
◆フローリング
フローリングの張替えは、フローリング材の種類と工法で価格が大きく変わります。
ホームセンターで売っている上張り用の薄いリフォーム専用フロアであれば、2LDKのマンションでは40万円くらいで行うこともできますが、実際に業者に依頼して張替えると、諸経費を含めて120~150万円くらいが相場となります。
修繕積立について
賃貸やマンションにお住まいの時に「修繕積立金」として管理会社やオーナーに支払いをされています。これは、共有部に対して支払っているものであり、ご自身で物件を購入し入居している際には、自身の専有部に対してはご自身で修繕積立をしなければなりません。10~15年後に、その積み立てた分を使ってリフォームに充てることになりますが、少しでも大事におうちを使うことで、将来かかるコストや月々の費用を抑えることができます。